徳島商工会議所青年部

会長あいさつ

President’s Address

  • 徳島商工会議所青年部
  • 会長 杉原 孝典
  • 平成29年度・30年度 スローガン
  • 次代へ繋ぐ新しい未来へ、一隅を照らそう!

徳島YEGは1987年(昭和62年)9月22日に設立され、今年で30周年を迎えます。長年にわたり歴代会長をはじめOBの皆様の斬新な発想とたゆまぬ努力により、現在に至っております。
バブル崩壊後の日本経済は、デフレの進行、内外の金融危機、グローバル化の進展、さらにはリーマンショック、東日本大震災の発生と幾多の荒波に見舞われ、企業経営もそれらに大きく翻弄されてきました。こうした中にあって、私たち青年経済人は、自社の製商品、技術、得意先、人材、設備、企業文化等といった経営資源を最大限に活かして既存事業をテコ入れしながら、新たな事業を起こし、経営の改革を進めることで、時代の激流を乗り切ってまいりました。
30周年という節目を迎えた今、先輩諸兄姉の設立当時の想いや受け継がれてきた志を継承しながらも自分たちの現状を見つめ直し、メンバーそれぞれの個性を認め合い、一人ひとりの繋がりを強固にしていくことで、信頼が生まれ、自企業の価値が向上し、ひいては次世代の子供たちと地域の発展の支えになると、信じています。

そこで、平成29年度・30年度は三つのテーマを掲げました。
まず一つ目に、徳島YEGで初めての委員会となる青少年事業委員会を設置致します。
私が商売の楽しさを知ったのは小学生の時、父と一緒に自社の商品をお客様の所に納品に行き、お客様から「いつもありがとう」と言って頂いた時でした。
現在では商売の楽しさもありますが、失敗や苦しみなどを積み重ねながら地域と共に成長を続けています。私にとって初めの気づきとなった小学生の時の商売に対する経験を、今の子供たちに体験してもらいたいと感じました。小・中学生自身が働くことの意味ややりがい、お金の価値などを知ることで、自分の将来について深く考えるきっかけになればと考えております。
二つ目に、どの地域においても食に対する関心の高さゆえ、食は主要な観光資源の一つになっております。その地域の特色ある料理を食することは、観光の楽しみであり、旅の情感を豊かにします。そして、何よりも嬉しいことは、県外の方が徳島で食した美味しい郷土料理や地産地消で求めた土産の情報を地元に持ち帰り広めて頂くことで、世界及び全国からの旅行者自らが、徳島の魅力の発信源になって頂けることです。
現在、徳島県は「四国八十八箇所霊場と遍路道」を世界遺産登録候補として文化庁に申請中です。また、2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。これらを徳島の魅力を発信する絶好のチャンスと捉え、食と文化などを組み合わせた事業を行うことで『徳島』を国内外に売り込みたいと考えております。
三つ目に、多くの人たちに我々の活動を発信していくことも肝要であると考え、新たに広報委員会を設置し、徳島YEGが取り組む事業を積極的に全国に発信すると共に、会員同志の相互協力、相互理解を深める強固な組織を形成し、会員数を増加することにより、徳島YEGブランドの向上を目指します。
最後に「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉は、天台宗を開かれた伝教大師最澄(でんぎょうだいし・さいちょう)さまの著書『山家学生式』(さんげがくしょうしき)の冒頭に書かれております。「一隅」とは、今自分がいる場所や置かれている立場を指します。自分自身が置かれたその場所で精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、その地域の宝です。どの事業でも沢山のスタッフがそれぞれの担当を果たすことで、来ていただいたお客様が満足することができます。
また、会社における上司と部下、家庭における親子関係など、それぞれの場面における使命を自覚し、自分の仕事や生活に励むことが人間としての基本となるのです。
一人ひとりがそれぞれの持ち場で最善を尽くすことによって、まず自分自身を照らします。そしてこれが自然に周囲の心を打ち、響いていくことで他の人々も照らしていきます。そうして、お互いに良い影響を与え合い、やがて地域全体が明るく照らされていきます。
「一隅を照らす」ということは、それぞれの仕事や生活を通じて、世の為人の為になるように努力実行することで、お互いが助け導き合い、あたたかい思いやりの心が自然と伝わっていくことだと思います。

徳島YEGのメンバーの皆様、「一隅を照らそう」。